私たちの生活の身近にあるものがどのようにリサイクルされているのか調べてみました
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ビン
ガラスびんは材質そのものが無味無臭で、中身に容器の匂いが移らず、おいしさをそのまま伝えてくれます。手触りや口触りも滑らかでやさしい感触。飲み物を注ぐときには、トクトクという心地よい音も聞かせてくれます。冷えたびんについた水滴もシズル感をそそります。また透明容器の安心感、さらに個性あるデザインによる高級感や存在感なども、おいしさにつながっています。 そんなガラスビンにも「3R」があり、ガラスびんの3Rでは、リデュースはびんを軽くすること、リユースはくり返しびんを使うこと、リサイクルは資源にしてびんの原料やその他の用途に再び使うことです。ガラスびん業界は、「循環型社会形成推進基本法」、「資源有効利用促進法」、「容器包装リサイクル法」に適切に対応するとともに、3Rの推進に積極的に取り組んでいます。
ガラスビン(無色・茶色・その他)
リターナルビン(生きビン)と言ってビールびんや牛乳びん、一升びんは、酒屋さんなど販売店で回収され、メーカーで洗浄されて、何度も繰り返し使用されています。環境のことを考えるのであれば、なるべくリターナブルびんを選択するのが好ましいのですが、近年リターブルびんの使用量は大きく減少しています。そこで、環境によい超軽量リターナブルびんが開発され、普及が図られています。ちなみに一度しか使えないびんは、ワンウェイびんと呼ばれます。
ビンの色(無色・茶色)
無色びんと茶色びんについては、市町村又は委託を受けた施設で、色選別後、関西方面のカレット業者に引き取られ、びんの原料としてびんメーカーに引き渡されています。ガラスを砕いたカレットを、新しいガラスびんを生産する際に原料として使用する割合は、80%を越えています
。
ビンの色(緑色・青色・黒など)
無色びん、茶色びん以外の色付きびんについては、ガラスびんに再生することは難しいため、カレット化し道路舗装材にしたり、粉末にして発泡させ、水質浄化材や土木・園芸資材などとしてリサイクルされています。
家庭での分別方法
各家庭でも結構頻繁に出てくる「ビン」。例えば、お父さんが飲んだビールビンや、ビン入りの調味料など・・・。ビンは大切な資源の1つです。みんなでビンのリサイクルに参加しましょう。
ビンとフタは必ず分別しましょう。
ビンの中にたばこの吸い殻やガムなどを入れてはいけません。
ビンの中を軽く水ですすぎましょう。
ビンリサイクルQ&A(ビンのリサイクルについてよくある質問を集めてみました)
Q1 リターナルビンって何度使用しても大丈夫なのでしょうか?
A1
びん詰め工場では、使い終わって回収されたリターナブルびんをアルカリ洗浄し、最後にきれいに洗い流します。衛生管理は万全です。洗浄後は、高精度の機械や人の目によってキズがないかをしっかりチェックし、安全なことが確かめられたガラスびんだけに中身を詰めています。このチェックの段階でキズが見つかったびんは、砕かれてカレットになり、ガラスびんの原料として再利用されます。
Q2
カレットを100%原料に使って、新しいびんを作ることは出来るのですか?
A2
通常、ガラスびんは、カレットにけい砂・石灰石・ソーダ灰などの天然資源を混ぜてつくられますが、カレットだけでつくることも可能です。従って、びんからびんへのリサイクルでは、カレットの品質が大変重要なポイントになります。
Q3 空きびんをガラスビンの原料に使うメリットは何です?
A3
第一に、けい砂・石灰石・ソーダ灰など、ガラスびんの主原料となる貴重な天然資源が節約できること。さらに、ガラスびん工場で原料を溶解炉で溶かす時間が短縮でき、重油の使用量を削減できます。原料を100%カレットにすると、天然資源を使用したときに比べ約25%の省エネルギーになるという試算データ(日本ガラスびん協会資料より)が出ています。また、工場での省エネルギーが実現することにより、二酸化炭素CO2の排出量も削減でき、地球温暖化の防止対策にもつながります。
Q4 空きビンはビンの原料意外にどのように利用されているのですか?
A4 カレットをびん以外に利用することを他用途利用と呼んでいます。その代表的な例が「住宅用断熱材」(ガラス短繊維)で、全体の3割程度を占めています。他には、砂の代わりとして使われる「道路舗装材」や「埋め戻し材」などがあります。また水を吸わないカレットの特性を活かした地盤改良の用途や、多孔質にして「軽量発泡骨材」の特性を生かす用途開発も進んでいます。「道路舗装材」は大量の需要が見込めるほか、景観を演出するカラー舗装や光を反射して視認性を高めるアスファルト舗装など、ガラスのもつ輝きや色調が活かせる用途として特に注目されています。
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Last update:2024/6/6