私たちの生活の身近にあるものがどのようにリサイクルされているのか調べてみました
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アルミ缶
私たちが良く見かける缶ジュースなどのアルミ缶。アルミ缶のアルミニウムは、原料となるボーキサイトからアルミナを取り出し、これを電気分解して製造されます。電気分解するとき多くの電力を消費しますが、一度金属となったアルミニウムは、新地金を製造するときの約3%(つまり97%ものエネルギーが節約できます)のエネルギーでアルミ再生地金になります。このアルミ再生地金から、元と同じアルミ缶に生まれ変わることができます。回収されたアルミ缶は、市町村又は委託を受けた施設で、選別後、圧縮され、再生地金メーカーに運ばれます。そこで、いったん溶解した後固めて再生地金とし、それをローラーで薄く延ばして板にし、製缶工場で再びアルミ缶にしていきます。なんと、80%以上がリサイクルされていて、缶 to 缶が実現できている点で、リサイクルの優等生と言われています。何度も何度も生まれかわることができる有効な資源としてアルミ缶を大切にしていきましょう。
家庭での分別方法
やはり資源をリサイクルする上で1番重要なのは材料や種類ごとに分別することが重要です。
分別排出のルールを守って習慣づけたいものです。
アルミ缶とスチール缶(鉄)を分けること。
アルミ缶からタブ(同じアルミでできています)を取り外さずに一緒にリサイクルしましょう。
アルミ缶を軽く水で洗い、しばらく逆さまにして水気を切りましょう。
アルミ缶を足で踏みつぶすときは最初に真ん中をつぶしてから、次に両端をつぶしましょう。
飲料用のアルミ缶ボトルのキャップも同じアルミ製品で、貴重なアルミ資源になります。
3つのアルミ缶のリサイクル法法
①多くの市町村ですすめられている廃棄物の再資源化活動です。
②スーパーマーケットや生活協同組合などが回収ボックスが設置されています。
③自治会、小・中学校、老人会、婦人会などが、ボランティア活動として、資源回収業者と協力しあって行 われている地域もあります。
アルミ缶リサイクルQ&A(アルミ缶リサイクルについての良くある質問を集めてみました)
Q1 全部のアルミ缶がリサイクルされているのですか?
A1 1年間に消費されるアルミ缶の量は、約30万1千トン(平成17年度)で、そのうち回収されリサイクルされた量は約27万6千トンになります。アルミ缶は年々リサイクル率が伸びています。回収されなかった約2万5千トン(平成17年度)のアルミ缶の多くは、焼却や埋め立てられたり、海外に輸出されたと推測されているようです。
Q2 リサイクルの缶だけで100%の新しい缶ができるのですか?
A2 リサイクルされたアルミ缶は、アルミ合金成分の関係から胴体部分を主体に使用し、フタの部分はリサイクルされた材料で不足する量を、ボーキサイトから作った新しい地金を追加して使っています。
Q3 アルミ缶のタブだけを集めると何かもらえるとよく聞きますが・・・
A3 アルミ缶は重量で売買されているので、タブだけを集めるより「アルミ缶そのもの」を集めたほうが何十倍もリサイクル価値があるからです。せっかくアルミ缶を集めるのなら、タブだけを集めるのではなく、タブを取らずに「アルミ缶そのもの」を集めましょう。それを最寄りの回収業者さんに買い取っていただき、その売却益を福祉などに役立てましょう。
Q4 アルミ缶はどのようなものに再利用されるのですか?
A4 アルミ缶からリサイクルされたアルミの地金の半分位がもう一度アルミ缶へと生まれ変わります。残りのアルミ缶は、品質の良い鉄を造るために脱酸剤として利用されたり、アルミ鋳物製品(自動車部品など)に再利用されています。
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Last update:2024/4/25